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2020年3月17日火曜日

接触冷感ってなに? ユニフォーム向けの解説!

接触冷感には数値的基準があります!会社の暑熱対策品として採用可能なユニフォーム

各ユニフォームメーカーは2020年夏に向けて新作展示会を2月3日よりスタートしております。
その中で実は接触冷感を謳ったインナーや作業着が増えてきています。

そもそも接触冷感とはどのような機能なのか

言葉だけとらえると「触れると冷たい」とイメージできます。実際その通りです。
日本化学繊維協会(JCFA)のホームページでこの機能について解説されております。
①繊維中に水分を多く含むこと
②熱伝導率・熱拡散率が高いこと
③触った時に少し硬く感じる(シャリ感)こと
などが影響しています。また、生地内の水分を素早く吸収・拡散して気化熱を奪うなどの手法もあります。こうした特徴を持った生地に触れると、肌から生地へ瞬間的に熱が移動して冷たく感じるのです。この移動量は接触冷湿感評価値Q‒max(W/cm2)で数値化されます。高いほど「冷たい」と評価することができ、0.2W/cm2以上が冷たく感じる目安とされています。」

一般的に接触冷感といえば寝具で広まっているイメージはありますが、これは衣服にも影響しています。
直に肌に触れる衣服は少しでも暑さへの対策が取られていることが望ましいですね!

接触冷感機能を備えた衣服(ユニフォーム)の紹介

猛暑が続く近年、直射日光の下・もしくは空調が届かない広い工場内の作業の場合熱中症対策は必須です。
こまかな水分補給と休憩はもちろん、着用する衣服にも対策は必要になってきます。

①インナー

夏用インナー・コンプレッション

空調服に最適☆消臭・冷感・吸汗速乾インナー

ユニフォーム界隈で接触冷感というと、まずこれが選ばれます。
作業着などの下に着るインナーは接触冷感だけではなく様々な機能が備わっています。
リンク先の製品の場合、スプリンジー®と呼ばれる防透・吸水速乾性を兼ねた生地を使っており、汗などの水分も素早く吸収し・発散させる為、消臭性能も優れています。
昔まではインナーは会社のユニフォームではなく、個人個人で購入していたものですが、近年温暖化の傾向で会社の貸与品として選ばれるケースも増えてきています。

②作業服

接触冷感・高通気性夏作業着

接触冷感機能をそなえた夏用ワークウェア

※リンクは近日公開します。

一般的な交織ポプリンやサマーツイル生地と比べて4倍程度の通気度を誇り、接触冷感評価値も0.359w/㎠と夏の作業をする際に最適な機能が付いた作業服です。
本来、作業服は肌に当たる面積が少ない性質上、接触冷感より通気度に重きを置いて作られます。
ただ、実際には内部は半袖シャツなどを着用することがほとんどですので、接触冷感もあったほうがいいのです。
とはいえ、作業着というカテゴリではかなり珍しい製品ではあります。




ざっとの紹介ではありますが、熱中症対策は飲み物や帽子だけではなく
衣服にも様々な工夫が施されています。

今回はワークウェアというカテゴリで製品を選んでいますが、食品工場などの白衣はもちろん、事務制服などオフィスや受付・レセプションなどでの女性の方の制服も様々なジャンルがございます。

自分の会社が使っているユニフォームで熱中症対策などを考える必要がある時はぜひお問い合わせください!