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2006年9月26日火曜日

クラボウ 環境素材を学生服へ投入

クラボウ 環境素材を学生服へ投入(繊維ニュース)

 クラボウは、今期から生分解性ポリエステル綿混素材「バイオネイチャー」や、生分解ポリエステル・ウール混紡素材を学生服用途で本格投入する。バイオネイチャーは米デュポンの生分解性ポリエステルを混紡することで、土中の微生物の働きで水と二酸化炭素に分解される。主に制服シャツや学販スポーツ用途で展開する。


“安研”のカタログから選ぶベストユニフォーム

2006年9月25日月曜日

探見ユニフォーム文化 流通最前線を行く(6)

探見ユニフォーム文化 流通最前線を行く(6)(繊維ニュース)

九州ワーク(上)/世代交代と独自の強みを

 造船と国防の町として知られる長崎県佐世保市。明治以降、海軍の鎮守府が置かれ、海上防衛の重要地域として発展した。九州ワークは38年前に佐世保で創業し、現在は福岡や佐賀の3県下に7店舗を構える。社長を務める納所佳民社長に話を聞いた。

 長崎県の景気もバブルが終わって、数年ぐらいしてから悪くなってきました。好調と言われる造船業も決していいとは感じません。景気回復といっても大企業中心で、私たちのお客様である中小企業はまだ厳しい状況が続いています。

 ユニフォーム流通も、今後5年、10年で淘汰が進むと思います。生き残るためには、世代交代ができるかということ、他社にない何かプラスアルファの強みがあるかどうかでしょう。

 当社はもともと、製造業向けの作業服を得意としていましたが、02年に白衣事業を買収したこともあり、いまでは病院や飲食店など、販売先も多様になってきました。


“安研”のカタログから選ぶベストユニフォーム

フードテック2006(下)

フードテック2006(下)(繊維ニュース)

「ニーズ」をチャンスにく絶好機
 「前回の担当者から『そんなに忙しくないよ』と言われて来たが、次々と客が訪れ大変だった」と言うのは食品工場白衣を展示したサンエス。3日までに200枚以上の名刺が集まり、「目の前の対応に追われ、話を聞けずじまいのお客さんもたくさんいた」と話す。

 ブースに置いていた販促物のマスクやカタログもいつの間にかほとんどがなくなった。しかし、これまでの経験から「接客したお客さんよりも、知らないうちにカタログだけ持って帰った人からの問い合わせが多い」と期待を寄せる。

 「展示会を開いても業界内の人しかこない。エンドユーザーに自分たちのことを知ってもらい、彼らの声が聞ける重要な機会」と出展のメリットを語るのは飲食店向けウエアを提案したボンユニ大阪。前回のフードテックをきっかけにビジネスに結びついたケースもあったが、それ以外の価値も大きいと分析する。


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2006年9月22日金曜日

フードテック2006(上)

フードテック2006(上)(繊維ニュース)

消費者の声聞く絶好機

食品産業総合展「フードテック2006・ジャパンフード2006」は13~16日の4日間で4万人弱の来場があり、盛況のうちに終了した。

 前回から「フードユニフォームコーナー」を設けられ、ユニフォーム企業が飲食店向けのウエアや食品工場白衣などを出展した。普段は代理店を通して販売する企業にとって、新規開拓とエンドユーザーの声が聞ける絶好の機会となった。

 「食品白衣といっても職場環境は様々。消費者の生の声を聞きたい」と話していたサンアローの加藤愼治大阪支店長。接触冷感素材「アクアクール」(クラボウ)使いのウエアの袖を展示し、実際に着心地を比べてもらっていたが、ある訪問客に「冷凍倉庫など、寒い職場環境に適した暖かい白衣はないか」と質問があったという。加藤支店長は「多様な意見を商品企画に生かしたい。今後は訪問客の営業フォローで忙しくなりそう」と手応えを感じている。


“安研”のカタログから選ぶ飲食店ユニフォーム

2006年9月20日水曜日

探見ユニフォーム文化 流通最前線を行く(5)

探見ユニフォーム文化 流通最前線を行く(5)(繊維ニュース)

エイワユニフォーム(下)/変化する市場への新戦略
 前回に引き続き、滋賀県に地盤を置くエイワユニフォームの須佐見廣常務に今後のユニフォーム販売店のあり方を聞く。
 06年8月期決算は微増収大幅増益を果たしました。大型物件よりも、地場の中小口物件の積み重ねが貢献しました。地域密着の戦略が功を奏したと思っています。商材別の売上構成比は作業服関係が6割、白衣を含むサービス関係が4割です。
 ショップはフランチャイズの1店を含む5店舗を展開しており、納入の営業拠点でもあります。納入とショップの売り上げ構成比は8対2です。
 当社のお客様は飲食やパーラーなどのサービス業と製造業が中心ですが、バブル崩壊後はそれぞれの市場環境が大きく変わりました。飲食業は、大手外食チェーン店が増えました。彼らの制服は東京で一括採用します。一方、これまで我々が納めていた個人経営の飲食店が、チェーン店に押され廃業に追い込まれています。


“安研”のカタログから選ぶユニフォーム

2006年9月19日火曜日

フード・サービスユニフォーム

フード・サービスユニフォーム(繊維ニュース)

マーケットニーズをつかめ
 サービスユニフォーム市場を巡る環境が一段と過熱化している。ここ数年、事務服・作業服アパレルの参入が相次ぎ、市場は活性化。専業アパレルも強みを生かした企画で、存在感を発揮している。そんな中、今回は有力アパレルにアンケートを実施、サービスユニフォームの現状と、今後の方向性、ポイントを探った。また、13日から大阪で開かれる食品関係の見本市「フードテック」に合わせて、出展各社のイチ押し商品を紹介する。



“安研”のカタログから選ぶ飲食店ユニフォーム

攻防新価格 原油高で変わるか(6)

▼攻防新価格 原油高で変わるか(6)(繊維ニュース)

ユニフォーム/生地値上げ交渉 本格化
 企業ユニフォームや学生服は、一度購入すると、更新するまで同一価格で何年も着用し続ける。そのため、ユニフォーム業界で既存商品の値上げは難しいとされてきた。
 しかし、今回の素材メーカーの値上げに対し、アパレルからは「受け入れも仕方なし」というムードも漂う。ある素材メーカーの担当者は「この3カ月間で値上げする理由や背景を伝えてきた。最初は反発していたアパレルにも変化がみられる」とする。盆明け以降、具体的な値上げ幅などを提示するメーカーも出てきており、交渉はいよいよ本格化しそうだ。
 作業服業界では、今秋冬のカタログから一部の製品価格を改定し、値上げに踏み切るところが現れた。生地値だけでなく、副資材、縫製工賃などあらゆるコストが上がっているためだ。あるアパレルの首脳は「すべてのコストアップ分を販売店に転嫁することはできない。少しでも協力してもらえるようにしたい」と話す。今後、素材メーカーとの交渉がまとまれば、来春夏以降も価格改定の動きが強まるかもしれない。



“安研”のカタログから選ぶユニフォーム

2006年9月12日火曜日

探見ユニフォーム文化 流通最前線を行く(4)

探見ユニフォーム文化 流通最前線を行く(4)(繊維ニュース)

エイワユニフォーム(上)/地域密着ならではの強み
 滋賀県栗東市に本社を置くエイワユニフォーム。もともとは白衣を中心に展開していたが、現在は作業服から事務服まで幅広い商材を扱う。滋賀県を中心に強固な地盤を築き、安定的な成長を続けている。営業の第一線で陣頭指揮を執る須佐見廣常務に話を聞いた。

     ◇

 わたしはもともと婦人服アパレルのMDをしていたのですが、20年ほど前に地元の滋賀県に帰ってきました。そのとき、義理の兄である中村社長(鐵男氏)に誘われ、この業界に入りました。当時の営業スタイルは、商店街の5~10人規模の店にカタログを渡し、その数週間後に刈り取りに回るという手法でした。とにかく座って話してくれる関係先を増やそうと必死でした。



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攻防新価格 原油高で変わるか(2)

攻防新価格 原油高で変わるか(2)(繊維ニュース)

糸値は生地値に反映する
 ついに、ポリエステル原料である高純度テレフタル酸(PTA)が1000ドルを超えた。PTA65%、エチレングリコール(EG)35%で計算するとポリエステルの原料コストは1キロ当たり1280ドルに達した。

 これまで、コスト上昇に対応し、ポリエステル繊維メーカーは価格転嫁に取り組んできたが「恒常的に上昇しているため、値上げとのタイムラグが生じている」と東レの橋本和司取締役が指摘する。値上げが決着した直後に原料価格が上昇するため、いつまで立っても原燃料高を吸収しきれない状態が続く。

 原料に加え、昨年来、燃料価格の上昇も重くのしかかる。この第1四半期、東レ単体の繊維営業利益は前年比14・5%減を強いられた。その要因が原燃料高騰であることは疑いの余地はない。


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2006年9月7日木曜日

東レ・繊維リサイクル 06年度で年商90億円に

▼東レ・繊維リサイクル 06年度で年商90億円に(日本繊維新聞)

 東レは繊維リサイクル事業で、06年度はナイロン6のマテリアルリサイクル事業を新たに立ち上げる。05年度のリサイクル事業の規模はPET再生ポリエステルで58億円、回収循環型で9億円の合計67億円。06年度は前者を77億円に、後者を13億円に引き上げ、繊維リサイクルトータルの年商を90億円に引き上げる。

安研のユニフォームリサイクルについて見る

攻防新価格 原油高で変わるか(1)

攻防新価格 原油高で変わるか(1)(繊維ニュース)

原料市況、5年で2倍に
 「○月出荷分から値上げを実施します」。今や合繊メーカーにとって原燃料価格上昇による値上げは最重点課題になっている。それは糸、わた値にとどまらず、染色加工料金の上昇も加わり、ついに生地値にまで広がりをみせる。新価格体系への移行に本腰を入れる合繊メーカーに対し、需要家は製品価格への転嫁が難しいことから、理解しても受け入れには強い抵抗感があるのも事実。果たして、製品まで含めた新価格への移行は可能か。


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2006年9月5日火曜日

探見ユニフォーム文化 流通最前線を行く(3)

探見ユニフォーム文化 流通最前線を行く(3)(繊維ニュース)

三越(下)/百貨店の歩む道とは
 私はいまのユニフォーム事業というのは、ソリューションビジネスだと考えています。たとえば、「現在のユニフォームには、こんな困ったことがある」というお客様の声を聞いて、これらの課題を克服した新しいユニフォームを提案する。そして、数年が経ち、新たな問題が発生すれば、次のユニフォームを提案する。

 その最たる例が百貨店1階の化粧品コーナーのスタッフユニフォームでしょう。彼女たちの制服は長くても2年ぐらいで次々と変わっていきます。なぜなら、そこで働く彼女たちは、お客様からライバルメーカーのユニフォームと見比べられているからです。ユニフォームがお客様に与えるイメージが、売り上げにも大きく直結すると考えています。


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いざ07春夏へ 産地テキスタイル(5)

いざ07春夏へ 産地テキスタイル(5)(繊維ニュース)

三河/06春夏の売れ筋を継続
 三河(蒲郡)産地の07春夏は、今年の1~3月が極度の不振であったことから、各社慎重な構えである。同地で衣料用テキスタイルを手掛ける産元は、小森、森菊、森重実業の3社が中心となる。森菊は衣料用テキスタイルの比率が高いのが特徴だ。小森は海外品との差別化や特化戦略をベースにしている。森重実業は、綿40番手の超高密度織物を、メンズのジャケット、パンツ、スーツ用として、春夏向けに提案している。

 07春夏は、各社とも基本的には06春夏物を踏襲していく方向にある。取引先からは06春夏物を継続で扱いたいという意向が強く、それに基づいての判断だ。

 そうした観点から、麻複合、麻混紡の「麻シリーズ」で07春夏対応を行う。麻素材はトスコ、ミマス、西山繊維のライン。綿番換算10番から80番までで、トップスからボトム、さらにはレディース、メンズの両面提案となる。綿については50番手のボイル系と、50番ドビー、変わったところでは麻と綿・麻スラブもある。



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2006年9月1日金曜日

いざ07春夏へ 産地テキスタイル(4)

いざ07春夏へ 産地テキスタイル(4)(繊維ニュース)

遠州(下)/先染め、プリントが復調?
 07春夏テキスタイル商戦で先染めファンシー織物や、プリント関連の浮上が期待されている。コンバーター、生地商では「来春夏は日本独自の先染めやプリントが回帰する」と予測している。

 婦人アパレル、あるいは、レディースのSPA(製造小売業)も「先染めのQR(クイック・レスポンス)が有効に機能すれば、日本の先染め織物は07春夏にとって台風の目になりそう」との見方を示している。さらに「浜松産地におけるプリントのQR体制が魅力」と位置づけられているようだ。

 日本形染によると、「プリントは、SPA型プリント加工場を志向している」として、来春夏商戦は小売り最前線のニーズにマッチングする形でプリント浮上への足掛かりを作る初年度だという声も出ている。



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いざ07春夏へ 産地テキスタイル(3)

いざ07春夏へ 産地テキスタイル(3)(繊維ニュース)

遠州(中)/納期戦争、回避不可能に
 遠州(浜松)産地は綿産地であることから、春夏物が主体の産地である。なかでも、薄地テキスタイルの開発に力を注いできた経緯がある。しかし、ここ数シーズンは中肉素材へのシフトが進んでいる。シャツ、ブラウス、ワンピースなどの薄地トップス素材が海外品に席けんされてきたことも、中肉素材への移行を加速させる要因となった。また、カジュアルファッショントレンドが続いたことも影響した。質の良い中肉素材と染色の特殊加工技術が融合されることによって、ボトム素材の開発が進んだ。

 時流やトレンドに沿ったテキスタイル生産とは、素材(糸)、織り(規格・組織)、加工(染色)の調和によるモノ作りだ。「さすがに浜松」とは、テキスタイル商談の現場でよく耳にする言葉でもある。しかしいま、07春夏テキスタイル生産で従来のようにスムーズな生産活動ができるかどうかが、非常に不安視されている。ネックは染色加工工程だ。



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いざ07春夏へ 産地テキスタイル(2)

いざ07春夏へ 産地テキスタイル(2)(繊維ニュース)

遠州(上)/防シワ、ドレープ性人気
 遠州(浜松)産地の仕掛かりの早い産元では、今年の6月ごろから07春夏に向けた素材選定を進めてきた。差別化テキスタイルを意識してか、素材選定に紡績、合繊メーカー、あるいは商社などを渡り歩いた産元も何社か見受けられた。

 最近は「綿産地だから綿を選定する」という従来の考え方は影を潜め、綿と異素材の交織や混紡、綿糸の高次加工、綿素材と撚糸あるいは意匠糸との組み合わせなど、広がりを見せる。

 綿100%の純糸物では、今のところ80番手、100番手などの人気が先行している。ただ、ここで問題となるのは超長綿の80番手や100番手の需要が大きくなると、糸手当てに支障をきたすおそれが出てきたことだ。ある商社の原糸部門では「超長綿相場の軟調からすると目先、糸値は上がらない」と予測しているケースもある。




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