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2013年11月27日水曜日

クリーンウエアを用意するように言われたら

クリーンウエアについて安研へ頂いたお問い合わせの中で、クリーンルームがある現場の作業を請け負いクリーンウエアを用意するように言われて、お問い合わせを頂いたことが何件かあります。

突然、クリーンウエアと言われても何のことかが分らないかと思いますが実例をもとにどの様にクリーンウエアを用意すれば良いかを考えていきたいと思います。(基本的にはクリーンルームを運営している会社の方に詳細を確認することがベストですが…)

1)運送業の会社様からのお問い合わせ
「クリーンルーム内に物品の搬入時にクリーンウエアを着用するように言われた。」
運転中からクリーンウエアを着ているとその時点んで埃など着いてしまいますので、おそらく搬入前に通常の作業服からクリーンウエアに着替えることになります。着替えた場所から搬入場所まではある程度の清浄度が確保されていると思われますので、搬入場所のクリーン洗浄度を確認をして頂きクリーンウエアの選定になります。
この場合、長期的に物品の搬入があるようでしたらクリーンパックをおこなった方がいいと思いますし、クリーンウエアの保管方法も先方と確認することをオススメいたします。

2)ビル管理の会社様からのお問い合わせ
「クリーンルーム内の蛍光灯の取替えや空調のメンテナンスをするときにクリーンウエアを着てきてほしいと言われたのですが。」
これはクリーンルームを運営している会社に清浄度を確認していただき、それに合致したクリーンウエアを着用することになります。
この場合も、運用方法、保管方法の確認までしておいた方がいいと思います。



クリ―ルームで作業を行うにはクリーンルームの清浄度にあったクリーンウエアを着用して入室しないといけませんが、清浄度にあう基準がまずなんのことか分らないのではないかと思います。

安研の「クリーンウエアの選び方」でも簡単に説明をしているので参考にして頂くのもいいのですが、まずはクリーンルームを管理されている会社の方に清浄度を確認するのがいいと思います。
聞き辛いとは思いますが、クリーンパックを自分たちでおこなうのかその会社さんで対応してもらえるかどうかも確認をしておいた方がいいと思います。

クリーンルームとは簡単に説明をすると「目に見えない塵などがほとんどない室内のことで、清浄度管理がおこなわれている空間で、限定された清浄度レベル以下の空間のこと」です。

JIS Z 8122では、
コンタミネーションコ ントロールが行われている限られた空間であって、空気中における浮遊微小粒子、浮遊微生物が限定されて清浄度レベル以下に管理され、また、その空間に供給 される材料、薬品、水などについても要求される清浄度が保持され、必要に応じて温度、湿度、圧力などの環境条件についても管理が行われている空間
と定義されています。


詳しくはクリーンルームポータルサイトシーズシーの「クリーンルーム超入門編」に詳しく書かれていますのでご参考ください。

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