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2014年8月19日火曜日

制服・作業服のグリーン購入法基本方針について

安研のHPの見直しをしているのですが、制服・作業服のグリーン購入法基本方針の基準がずい分変わっていました。

判断基準を以前と比較してみましょう

旧)
使用される繊維(天然繊維および化学繊維)のうち、ポリエステル繊維を使用した製品については、再生PET樹脂(PETボトルまたは繊維製品などを原料として再生利用されるもの)から得られるポリエステルが、製品全体重量比で10%以上使用されていること。

新)

①使用される繊維(天然繊維及び化学繊維)のうち、ポリエステル繊維を使用した製品については、次のいずれかの要件を満たすこと。
ア.再生PET樹脂から得られるポリエステル繊維が、裏生地を除く繊維部分全体重量比で25%以上使用されていること。ただし、裏生地を除く繊維部分全体重量に占めるポリエステル繊維重量が50%未満の場合は、再生PET樹脂から得られるポリエステル繊維が、繊維部分全体重量比で10%以上、かつ、裏生地を除くポリエステル繊維重量比で50%以上使用されていること。
イ.再生PET樹脂から得られるポリエステル繊維が、繊維部分全体重量比で10%以上使用されていること、かつ、製品使用後に回収及び再使用又は再生利用のためのシステムがあること。

②使用される繊維(天然繊維及び化学繊維)のうち、植物を原料とする合成繊維を使用した製品については、次のいずれかの要件を満たすこと。

ア.植物を原料とする生分解性の合成繊維であって環境負荷低減効果が確認されたものが、繊維部分全体重量比で25%以上使用されていること、かつ、製品使用後に回収及び再使用又は再生利用のためのシステムがあること。

イ.植物を原料とする非生分解性の合成繊維であって環境負荷低減効果が確認されたものが、繊維部分全体重量比で25%以上使用されていること
ウ.植物を原料とする非生分解性の合成繊維であって環境負荷低減効果が確認されたものが、繊維部分全体重量比で10%以上使用されていること、かつ、製品使用後に回収及び再使用又は再生利用のためのシステムがあること。




旧)はシンプルで分りやすいです。このままでよかったような気もしますが最新版は…
①のアは非常に分りづらいです。製品に使われている裏生地を除くポリエステルの総量に対する再生PET樹脂の重量比で基準があるみたいですが、製品に対して裏生地を除いてポリエステル繊維を重量比で50%使っているかどうかで基準がかわるみたいです。う~ん…

①のイは シンプルで旧基準に制服のリサイクルシステムがあればOKっていうことでしょう。

②は竹とかサトウキビ由来の繊維を使用しましょうっていうことだと思いますが、制服・作業服では使用頻度が非常に少ないのであまり考えなくてよさそうです。

制服・作業服でグリーン購入法を考えると、現実的な選択肢は①に限られると思います。カタログやオリジナルにかかわらず①のアはエコマークの認定されている商品で検討すればまず大丈夫だと思います。①のイは色々な回収システムがありますので(例:環境生活文化機構の環境保全に配慮したユニホームのリサイクルシステム提供事業)それらと組み合わせることにより選択肢がかなり広がると思います。

グリーン購入法での制服・作業服の購入を考えるのであれば「①のイ」の条件で選ぶのが選択肢が多くていいような気がします。

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