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2012年9月6日木曜日

循環型社会及びユニフォームリサイクルに関する情報発信会に参加しました

先日、使用済みの企業ユニフォーム(事務服や作業服など)の回収リサイクルを行っている公益社団法人環境生活文化機構が主催する「循環型社会及びユニフォームリサイクルに関する情報発信会」に参加しました。

特別講演では、環境省廃棄物・リサイクル対策部の方が、
1)震災後の廃棄物への対応について
2)行政による不法投棄への対策について
3)バーゼル法等の概要と最近の動向について
講演を行ってくれました。内容は大変勉強になりましたがユニフォームにはあまり関係ないのでここでは割愛をいたします。

環境生活文化機構よりリサイクルマーク事業に関する質疑応答がありましたので、いくつか抜粋をして紹介したいと思います。

Q.リサイクルマーク付使用済みユニフォームを回収する際の、最低単位(点数)を教えてください。

A.最低単位は特段決めていません。場合によっては1点からでも受け付けを致します。しかし、収集運搬費の面からも、段ボール1箱の中にリサイクルマーク付使用済みユニフォームを出来るだけ多く詰めていただきますようご協力をお願いいたします。
(解説:環境負荷の面でも一梱包に入るユニフォームは多い方が良いと思います。)

Q.現在着用しているリサイクルマークが付いていないユニフォームは回収できますか?

A. 環境生活文化機構は、製造から販売・併用・回収及び再生利用等までユニフォームの生涯管理を行っており、「環境生活文化機構のリサイクルマークを付した使用済みユニフォーム」の回収・再生処理として広域認定を取得していますので、お引き受けすることはできません。
但し、対象となるユニフォームにリサイクルマークを付していただければ、環境生活文化機構のリサイクルシステムで回収・リサイクル処理を行うことが可能です。
1)環境生活文化機構会員のユニフォーム業者が製造したユニフォームであること。
2)ユーザーが次に着用するユニフォームにリサイクルマークを付すること。
3)現在着用中のユニフォームであること。
以上の条件がすべて満たされれば、リサイクルマークを交付することができ、回収リサイクルを行うことができます。
(解説:この質問はとくに作業服の場合が多いと思います。安研でもこの方法で回収リサイクルを始めた案件があります。事務服の場合は、新しくした時に古い事務服のリサイクルという場合が多いので、違う方法でリサイクルを行なうことが多いです。)

Q.回収品の中にユニフォーム以外の物が入っていた場合は、どうなるのでしょうか?

A.異物が混入してしまった場合、リサイクル処理対象商品でありますリサイクルマーク付使用済みユニフォーム以外の物品は、会員またはユーザーに費用をご負担いただき、返却させていただきます。
以下の項目でユーザーに注意喚起をして下さい。
1)リサイクルマークがついていない使用済みユニフォームを混入しないでください。
2)ユニフォーム以外の物品が混入しないようにして下さい。
3)ポケット内の異物類を一切取り除いて下さい。
4)未使用のユニフォームの場合は、納入の際使われた袋、箱、台紙、下げ札などを一切取り除いて下さい。
5)油などによるひどい汚れ等リサイクルに適さないと考えられるものは取り除いて下さい。
(解説:2)や3)の場合で、携帯電話や時計などの私物が入っていて故障や破損が起きた場合、責任がとれないので特に注意をしておいて下さい。)

他にもいくつかの質問があったのですが、ユニフォーム着用企業の担当者様が気になりそうな項目を抜粋しました。

使用済ユニフォームのリサイクルについては、度々お問い合わせをいただくのですが、基本的には現行のユニフォーム納入業者か新しく納入する業者が行うことになり、回収リサイクルだけを安研で対応をすることは現状では非常に難しいです。
回収リサイクルだけを行うことは難しいですけれども、回収リサイクルについて分らないことや聞きたいことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

お問合せ先
メール:info@anken.co.jp
TEL:03-3251-7956

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