年内にもWTO加盟濃厚
日本の繊維ビジネスにとって「中国プラスワン」の有力生産拠点として常に真っ先に名前が挙がるベトナム。年内にも世界貿易機関(WTO)への正式加盟実現の見通しが強まってきた。対日製品ビジネスの縫製拠点としての役割に変化はあるのか。“新時代”のベトナム繊維状況を探る。
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ベトナム政府のグエンタンズン新首相は「今後10年に関して言えば縫製業はベトナムの基幹産業である」と明言している。WTO加盟後も日本や欧米のアパレルにとって、ベトナムの縫製拠点としての重要度は高まることはあっても下がることはない。
2005年からの繊維貿易のクオータフリー体制で中国から欧米市場に向けた繊維品輸出が爆発し、ベトナムからの輸出は減少すると見られていた。しかし、ベトナム商業省によれば05年の繊維品輸出は前年比10%増の約48億~48億5000万ドルで、そのうち米国向けは6・1%増の26億3000万ドル、EU向けも同10%増の8億3000万ドルと堅調に推移した。
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