繊維事業は営業減益に
繊維事業は日東紡を除く全社が営業減益となった。その要因の一つが綿花やエネルギーコストの上昇。一方で、販売価格への転嫁は思うように進まなかった。
クラボウの繊維事業はカジュアルや糸売りが伸びたことなどで19億円の増収。しかし、営業利益は10億円の減益となった。営業減益10億円は本体5億円、海外3億円、国内関連会社1億円のうちわけ。本体ではエネルギーコストで1億円、綿花で3億円、外部企業からの調達で6億円と10億円のコスト増となったが、販売価格への転嫁は5億円にとどまった。また、海外3億円の減益は好調が続いていたデニムに一服感が生じたことなどによる。
日清紡はシャツ素材、米国向け輸出、ユニフォームなどが堅調に推移し、乾式紡糸から撤退した「モビロン」などでの減収をカバー。繊維事業全体では微減収にとどなったが、営業利益は2億円の減益となった。国内設備再編に伴うコスト増のほか、綿花やエネルギーコスト高などが影響した。
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