日清紡 ガイアコット/繊維内部でゼオライト結晶化 幅広い用途展開に期待
日清紡の「ガイアコット」は、コットン繊維内部でゼオライトを合成させた素材。そのイオン交換能力を利用して銅イオンを導入し、様々な機能を持たせている。また、粉状であるために商品展開が難しかったゼオライトをシート状にしたことで、使用範囲の広がりが期待される。
ゼオライトは表面に微細孔を持つ鉱物の一種で、その分子構造の透き間に水分やガスを吸着・保持する働きがある。その機能を繊維に応用する動きはこれまでにもみられたが、従来の合繊樹脂バインダーなどで生地に付着させる手法では、機能を発揮するための微細孔が埋まってしまうために良好な機能性が得られなかった。「ガイアコット」は、バインダーを使わずにコットン繊維内部で結晶化させることに成功、その機能性を最大限に発揮できる形で商品化した。
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