10日から始まった三備地区のユニフォームアパレルによる期日統一展「三備ユニフォームフェア」。初日は雨こそは降らなかったものの、ジメジメとした蒸し暑い天候のもとスタートした。翌日にレディースユニフォーム協議会の合同展を控えていることもあり、来場者の出足は例年より少なめだ。ただ、どこも週末に来場のピークがくると見込んでおり、これから夏の暑さとともに商談も本格化する。ユニフォームフェア会場から、熱い雰囲気とともに商況を連日リポートする。
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期日統一展始まる 週末ピークに
ジーベック/「カクダ」ブランド一色で
このほどアドバイサリー契約を結んだ、格闘家の角田信朗さんが手がける「カクダ」ブランドの作業服、防寒、ツナギ服、安全シューズを発表。展示会場の4割ぐらいをカクダブランドの商品で占めるほどの力のいれようだ。
「角田さんの力強さ、誠実さをイメージした赤と黒を取り入れたデザインが好評」(企画部)で、来場者も思わず「カッコいい」ともらしていた。今後、展開しているすべてのカタログの表紙に角田さんを起用する方針だ。また、三備フェアの期間中には、角田さんも展示会場を訪れるという。
コーコス信岡/高機能防寒シリーズが好評
人気シリーズ「アンドレスケッティ」に投入した防寒商品2ラインの評価が高い。
吸湿発熱素材を採用した「モデーロ」とJIS耐電防止企画「ファンジオーネ」は、高感度商品にもかかわらず「来場者の評判は上々で手応えを感じている」(企画部)と言う。「我々の売り先も決して安いものばかりを求めているわけではない」とし、秋冬商戦に期待を込める。
タカヤ商事/「グランシスコ」で若者を意識
独特のテーストが好評の「グランシスコ」から若者を意識したシリーズを提案。生地段階から開発に携わり、デザインも若者を意識してカジュアル志向を強めた。「これまでの顧客は維持しつつ、新たなターゲットを開拓したい」(谷口太志ユニフォーム事業部長)と意気込む。
今秋冬に向けては「好調な重工業を中心に、景況感は悪くないと思う。ただ、良い方向に向かうためには昨夏のクールビズのような新しい“キーワード”が必要だろう」と見る。
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